高校を中退するという決断と周りの人間関係

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自分自身について言えることなのですが、高校を中退するという決断を下す時に周囲の人間にもっと本音で相談することができたら良かったのにな‥とふと考えることがあります。

親を始めとした家族、周りの友人、知人、学校の先生など自分を取り巻く環境に人は多くいたのですが、私自身は結局周りの人間に本音で相談することができず、自分一人で高校を中退するという決断を下すことになりました。

自分自身の内心を周囲に告白する勇気がなかったのだと思います。当時の私は、身体だけでなく心も成長過程にあり、妙なプライドのようなものが育ちつつある時期でもあり、後ろめたさと相まって、人に本音を語ることに気恥かしさを感じていたのだと思います。

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高校を中退する頃の自分自身は、社会の中で自分がどのような位置付けにあるかなど全く分からず、一言で言えば未熟な存在でした。

そんな未熟な存在の私が高校を中退するという大きな決断を下すことになるというは、今から考えるとかなりリスクの大きな決断でした。

親や学校の先生などの大人は、社会人としての経験を積んでいますので、知識ではなく、生きていく上での「知恵」を高校生とは比べ物にならない程、身に付けています。

時にはそれが足かせとなって、保身(ほしん)に入ってしまい、大事な決断を行うことができない場合もあるのですが、自分自身を客観的に観るために、周りに相談することができる環境にある人は、自分一人で考え込まずに素直に他人の意見を聞いてみるということも大事だと思います。